謝罪代行会社の登場で、うつが増える！？
おはようございます！
よしおです。
先日、仕事が休みでしたので、
朝から何となくテレビをつけて見ていました。
すると、驚きの情報が流れたのです。
謝罪代行会社
最近では便利屋さんなどが登場してきて、
何でも代行してくれるような時代になりました。
・買い物代行
・遺品整理代行
・家事代行
・運転代行
このあたりは、ニーズに合っていると思って見ていました。
でも、最近では、
「えっ、そんなものまで代行するの？」という
驚きのものが増えてきました。
なんか日本がおかしくなっているような気がします。
例えば、、、、、
・復讐代行
・夏休みの宿題代行
・家族代行（顔合わせ、結婚式、お葬式などの際）
・彼女（彼氏）代行
そして、今回のこの『謝罪代行』。
金銭、仕事、恋愛のトラブル等で
誰かへの謝罪をしなければならない場合、
代行会社がやってくれるというものです。
【他人に面と向かって接してこなかった人の増加が原因！？】
この背景には、
面と向かって人と接してこなかったため、
どう謝って良いか分からない
という人が増えていることがあるそうです。
【謝罪を代行するということに対して、批判続出！？】
この番組が包装された後、
ネット上では様々な物議を醸しているようです。
「本気で謝る気ないだろ！」
「謝罪される側の気持ちは置いてけぼり？」
「誠意が感じられない」
「謝れない人間が増えてしまうのでは？」
少し調べた感じですと、批判的な意見のほうが多いようです。
ただ、この代行利用者は女性のほうが多いようで、
「相手が男性なら、怖い場合もあるのでは？」
「モンスターペアレンツ、ママ友、クレーマーなど、
誠意の伝わらない非常識な相手にはもってこい」
など、肯定する意見もあるようです。
【娘の同級生が、そうでなくて良かった】
私の娘は、高校１年生の終わりに
思春期のうつを発症しました。
原因はいくもあったと思うのですが、
きっかけは、部活動の人間関係に悩んだことです。
先輩から、いわゆる「干された」状態になった娘は、
それまで仲の良かった同級生ともギクシャクしていました。
その時、先輩の目を気にして
娘と距離を置いた同級生の子たちが、
卒業間近になって、娘に謝罪に来たことがありました。
私はその話を聞いたとき、
「この子たちも、さぞ来にくかっただろうに」
と思ったのを覚えています。
時間が経てば経つほど、
謝罪というのは難しくなるものです。
彼女たちの中で、
きっとずっと引っかかっていたんでしょうね。
よく、謝りに来てくれたものだと、
ありがたく、そして感心しました。
【謝ることの本当の意味とは】
悪いことをしたら、謝るのは当然ですが、
私は、「謝罪」にはそうではない一面が
あるように思っています。
つまり、やったことが良い悪いにかかわらず、
謝ること、謝罪の意を表すことで、
相手の痛みに寄り添う
こんな重要な意義が隠されているように思います。
善意の気持ちでしたことが相手を傷つけてしまい、
謝った経験ありませんか？
謝罪は、
相手を傷つけてしまったことに対して
申し訳なく思ってするものだと思います。
「謝罪代行会社」というものが
この先どうなっていくか分かりません。
ただ、謝るという行為を、
自らではなく誰かに代わりにやってもらう。
こんなことがまかり通る世の中になってしまったら、
謝れなくなる人間が増えるのでは？
というよりは、
人の痛みに寄り添うことができない人間が
増えてしまうのではないでしょうか。
そんな社会では、
ますます、「うつ」を抱える人が増加するのでは・・・・・・
私は、そんな懸念を抱きました。
