思春期のうつ。【娘の症状と、その改善の記録】

              献身的な妻に、可愛い娘と元気な息子。理想的な家庭でした。そう、娘がうつになるまでは、、、、、。                      娘のうつを発端に始まった家族の崩壊とその再生、そして娘がうつを克服し、大学受験をどう乗り越えたのかを、                 備忘録として書き残したいと思います。

思春期うつ。娘の看病で家族が崩壊した経緯 ~娘のうつの始まり~

おはようございます。

 

思春期の娘のうつで崩壊した我が家族を

再生させたお父さん よしおです。

 

ブログを始めてからというもの、

思いつくままに、つらつらと、

時系列にも沿わずに書いてしまいました。

 

このままでは、

ただの日記になってしまいますので、

 

ここで1度、私の娘がどのようにうつになり、

どのような経緯で家族が崩壊し、再生したのか、

ちゃんと、お話させて頂こうと思います。

 

一度に書きますと、かなり長くなりますので、

何回かに分けて、書きたいと思います。

 

少し長くなりますが、

ぜひ、読み進めてみてください。

 

 

 

以前の記事にも書きましたが、

娘がうつを発症させたのは、

高校1年生の終わり頃でした。

 

 娘がどんな性格だったかは、

以前、お話させて頂いたと思います。

 

『うつ』になってしまった娘は、こんな性格でした。

 

 

本当に、手のかからない、

絵に描いたような「優等生」でした。

 

親の私が言うのもなんですが、、、、(笑)

 

 

 

ですが、高校入学と同時に入った部活で、

先輩との関係に悩み始めたのです。

 

いじめられていたとかではありません。

 

娘は、中学の頃から、

テニスに打ち込んでいました。

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中学3年生の時には、

部活で主将も努めていました。

 

けっこう、上手かったんですよ?

 

入学した高校は、いわゆる「進学校」で、

部活にはそれほど力を入れていませんでした。

 

娘が入部したテニス部も例外ではなく、

いわゆる、弱小というやつでした。

 

そのため、1年生の娘が、

一番上手なくらいだったのです、、、、

 

娘は、弱いながらにも、

なんとか強くしたいという思いが、

1年生の頃からあったそうです。

 

そこで、練習方法や、

モチベーションアップなど、

思いつくことは、

先輩にどんどん進言したそうです。

 

でも、これが良くなかったのです。

 

私も、当時、娘の話を聞いてやれていれば、

社会経験の差から、的確なアドバイスができました。

 

でも、私は仕事の忙しさで、

娘の話を聞く時間を作らなかったのです。

 

 

先輩からすれば、面白くないですよね。

いじめには発展しませんでしたが、

先輩達とギクシャクするようになってしまいました。

 

ある日、娘は、

「部活に行きたくない、やめたい」

と、家内に漏らしたそうです。

 

家内は、

「そんなこと言わずに、頑張りなさい」

と、言ってしまったそうです。

 

せっかく中学で続けてきたテニスを、

やめてしまうのはもったいないと、

そういう思いからだったと言ってました。

 

娘の中では、親に心配かけたくないという思いが

強かったのでしょう。

 

とても我慢しながら、

部活を続けていたと思います。

 

その頃から、娘の学校の成績が落ち始めました。

1年生の2学期の頃でした。

 

原因は、明らかに、

部活での悩みだったのですが、

私は気づいてやれませんでした。

 

成績が落ちたことを、

咎めたことはありませんでしたが、

 

私も家内も、常に、

「おまえならやれる、信じてる」

と言ってしまってました。

 

これが、娘への無言のプレッシャーに

なってしまったのでしょうね。

 

親から期待されているような理想の自分と、

かけ離れた(と娘が感じていた)自分の姿に、

次第に、無価値感を覚えていってしまったのです。

 

 

親に心配をかけている

親からの期待に応えられない

自分はダメな人間だ

 

 

プレッシャーに押しつぶされそうだったんですね。

 

その頃の娘は、口数も少なくなり、

時にはボーっと上の空だったと、

家内は言います。

 

また、家内に

「私って、良い娘じゃないよね、、、」

と、ため息まじりにつぶやくこともあったそうです。

 

 

食欲が無いと言って、

朝ごはんを食べないこともあったそうです。

 

うつ状態は回復してからの

娘の告白で分かったことですが、

 

食欲がないあまり、

家内の作ったお弁当も食べていなかったそうです。

 

でも、空のお弁当箱を毎日返すのです。

 

公園で、捨てていたそうです。

 

食べれない。

でも、残して帰れば親が心配する。

 

母親に対する申し訳なさから、

涙で顔をぐちゃぐちゃにして、

公園のゴミ箱に捨てていたそうです。

 

本当に辛かったと思います。

気づいてやれなかったことを、

今でも後悔しています。

 

 

このように、人間関係のもつれから

始まった娘の異変。

 

・食欲不振

・集中力がない

・無価値感

 

家内はおかしいと思い始め、

私に相談してきました。

 

以前にもお話したとおり、

この時、私は、まともに取り合いませんでした。

 

 

そしてある日、娘は泣きながら、

 

お母さんごめんね

私、本当にダメな娘だね

 

と言ったそうです。

 

 

翌日、娘は登校時刻になっても、

起きてきませんでした。

 

以上が、娘のうつの始まりです。

 

ただ、私たち両親は、

この時点では、娘がうつだなんて、

思ってもいなかったのです。

 

次回は、娘がうつと診断されるまでを

お話させて頂きたいと思います。

 

 

 

私は、今、これを書いているだけで、

涙が溢れてきます。

 

最愛の娘に、

こんな辛い思いをさせた。

気づいてやれなかった。

 

親に心配をかけないように、

公園に弁当を捨てていた娘は、

どれだけ自分を責めていたでしょうか。

 

どれだけ苦しかったでしょうか。

 

後悔してもしきれませんね。。。。。

 

 

 娘に二度と辛い思いはさせない。

お父さん、頑張ります!!

 

第2話 医者の診断はこちらから読んで頂けます