思春期のうつ。【娘の症状と、その改善の記録】

              献身的な妻に、可愛い娘と元気な息子。理想的な家庭でした。そう、娘がうつになるまでは、、、、、。                      娘のうつを発端に始まった家族の崩壊とその再生、そして娘がうつを克服し、大学受験をどう乗り越えたのかを、                 備忘録として書き残したいと思います。

思春期のうつ。娘が大学受験を乗り越えたお話 ~受験直前のクリスマス~

おはようございます!

思春期の娘のうつで崩壊した我が家族を

再生させたお父さん よしおです。

 

 6月に、私の後輩がくれた教材をもとに、

娘は、効率よくバリバリ勉強をしていました。

 

志望大学の心理学部受験に必要な3科目、

国語・英語・歴史だけを勉強していたので、

メキメキ成績がアップしていきました。

 

 

 

雪のちらつく、12月になっていました。

 

 

娘が「うつ」になってから、

2年が経とうとしていました。

 

あの苦しかった頃が、まるでウソのように、

娘は元通りの生活を送ることができていました。

 

そのときは、控えている大学試験のことしか

考えていなかったのでしょうね。

 

  

私も家内も、もう娘のうつが再発することなんてないと、

安心していました。

 

 

学校から帰れば、すぐに図書館の自習室へ行き勉強、

そんな毎日を送っていました。

 

 

ある朝、娘が、

「塾の冬期講習に行きたい」と言い出しました。

 

もちろん、私たちは賛成し、

娘は、冬休みの間、

集中的に塾で勉強することになりました。

 

 

 

冬期講習が始まる直前のクリスマス。

 

家族で、ささやかなパーティをしたのを覚えています。

 

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私の勤務先がホテルの中華料理店といえども、

クリスマスには多くのお客様が来られていましたので、

休みをとることなんて不可能だったのですが、

 

この時ばかりは、私は強引に休みをとりました。

 

 

どうしても、ふだんの娘の頑張りを労ってやりたかったのと、

うつを乗り越えた家族へのご褒美と言いますか、

お詫びと言いますか、

 

なぜか、無性に家族で過ごしたくなったのです。

 

 

クリスマスといえば、ローストチキンですが、

私は中華の料理人です。

 

鶏の丸揚げを作りました(笑)

中華では定番の前菜ですね。

 

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(当時の写真です)

 

中華の名店、福臨門では名物ですね。

 

ほかにも、酢豚、エビチリ、麻婆豆腐、

息子の大好きな回鍋肉など、

およそクリスマスには似つかわしくないメニューを

腕によりをかけて作りました。

 

娘にパワーを与えてやりたかったので、

エビは伊勢海老を使ったんですよ!

 

お父さん、頑張りました(笑)

 

なぜか、伊勢海老のチリソースの写真を撮らず、

鶏の丸揚げしか撮っていなかったのが悔やまれます。

 

 

最後は、もちろん、

娘の大好きなチャーハンでシメました(笑)

 

 

 

食事後、娘が私のもとへやってきて、

 

お父さん、ありがとう。

私、絶対に合格してみせるからね!!

 

絶対にあの大学に行きたいから!!

 

と言いました。

 

 

この時、私はとても反省したのです・・・・

 

 

こんなことを言うと、家内に叱られそうですが、

実は、私は合格してもしなくても、

どちらでも良いと思っていたのです。

 

いえ、もちろん、合格してくれるに

こしたことはなかったのですが、

 

それよりも、娘がうつを乗り越え、

また、前向きに生きることができている、

 

私は、実はそれで十分だったのです。

 

 

この気持ち、お分かりになるでしょうか?

 

 

それほど、娘がうつの頃というのは、

家族はボロボロだったのです。

 

私もボロボロでした。

 

今が幸せであればあるほど、

あの頃がいっそう暗い過去のように思えるのです。

 

 

娘が元気に生きてくれている

 

息子も、グレた時期はありましたが、

素直に育ってくれている

 

家内も、発狂したり入院したりもしましたが、

今は元気で、私との関係も良好。

 

 

 

これだけで、私は幸せなのでした。

 

これ以上を望んだら、

またしても、何か天罰があるのではないかと、

そんな気さえしていたのです。

 

でも、娘は「絶対に合格する」と、

強く思っていたのです。

 

 

「おう、応援してるぞ!!」と言いながら、

私は、心の中で、娘に謝っていました。

 

私が、心から娘の合格を祈ってやらなければ!!

そう、思い直したのです。

 

 

さらなる幸せを願うことで、

天罰がくだるはずないですものね!

 

それだけ、私たちは苦しんだのですから、

苦しんだ分だけ幸せになれるはずです。

 

 

 

次の日から、娘は意気揚々と

冬期講習に通い始めました。

 

お正月も休まず、冬休みの間、

集中的に講座を受講しては自習を繰り返していました。

 

本当に、よく頑張っていたと思います。

 

 

そして!!

 

いよいよ、受験の本番を迎えるのです。

 

 

娘は、無事、合格できるのでしょうか・・・・・

 

 

第5話  受験当日 はこちらから読んで頂けます

 

 

 娘の 志望大学 現役一発合格 に役立った教材をご紹介しておきます