思春期のうつ。【娘の症状と、その改善の記録】

              献身的な妻に、可愛い娘と元気な息子。理想的な家庭でした。そう、娘がうつになるまでは、、、、、。                      娘のうつを発端に始まった家族の崩壊とその再生、そして娘がうつを克服し、大学受験をどう乗り越えたのかを、                 備忘録として書き残したいと思います。

思春期のうつ。娘が大学受験を乗り越えたお話 ~受験当日~

こんにちは!

思春期の娘のうつで崩壊した家族を

再生させたお父さん よしおです。

 

さて、うつを克服し、

大学の心理学部で勉強したいという夢を持った娘。

 

 

それはもう、必死に勉強していました。

 

私は、そんな娘の頑張りを労ってやりたくて、

ささやかなクリスマスパーティを開いたのでした。

 

お正月も、娘は休むことなく冬期講習へ行っては、

夜遅くまで勉強していました。

 

大学で勉強したいという娘の思いは、

それほど強かったのでしょうね。

 

 

そして、2月。

ついに、受験本番を迎えました。

 

関西にある大学でしたので、

娘は前日から大学近くのホテルへ宿泊していました。

 

家内も付き添いで行っていました。

 

 

夜、息子と食事を終え、

お茶を飲んでいる時に、私の携帯に

娘から電話がかかってきました。

 

息子と私とで、代わる代わる電話で話しては、

激励の言葉をかけました。

 

 

緊張しているのかと心配していたのですが、

ホテルの近くで、関西のソウルフード「たこ焼き」を食べたようで、

何やら、家内とその話で盛り上がっていました。

 

心配して損しました(笑)

 

 

なぜか、この時、

娘はきっと大学に合格するんじゃないかと、

根拠のない自信を持ったのを覚えています。

 

 

 

 

翌朝、もう一度、娘に電話をし、

 

「頑張ってこいよ!!」と言いました。

 

 

その日、私は出勤していたのですが、

正直、気が気でなかったように思います。

 

時計をチラチラ見ては、

今頃、試験を受けているのだなぁと思うと、

鍋を振ることに集中できませんでした・・・・・

 

プロ失格ですね(笑)

 

 

 

昼の営業が終わって、携帯電話を見てみると、

家内からメールが届いていました。

 

「無事、試験終了したそうです。お疲れ様でした!」

 

 

手応えはどうだったんだ?と

今すぐ聞きたい衝動を抑えながら、

続きを読み進めていきますと、

 

「これから、山田直樹さんに会ってから、

新幹線に乗って帰ります。」

とありました。

 

 

山田直樹さんというのは、

 

そういえば、せっかく大阪へ行くのだから、

会って帰ってきたいと、娘が言っていたのを思い出しました。

 

忙しい方なのに、大丈夫かな?とか思いましたが、

なんとか時間を作ってもらえたのだなぁ、なんて考えながら、

夜の営業をこなしていました。

 

 

 

その日の帰り道、私は急ぎ足でした。

 

 

 

とにかく、一刻も早く娘の顔を見て、

 

お疲れ様。ほんとに、よく頑張ったなぁ・・・・

 

と、声をかけたかったのです。

 

 

 家に着くと、娘は疲れていたのでしょう、

残念ながら、もう寝てしまっていました。

 

 

 

その夜は、家内と飲み明かしました。

 

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娘がうつになってからのことを話しながら、

久しぶりに、家内と夜中までお酒を飲みました。

 

娘の受験勉強を支え続けてくれた家内にも、

感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

とても幸せな気持ちでした。

 

 

あの頃、家族が崩壊していた頃、

こんなに心が穏やかで、幸せな時間を過ごせる日が来るなんて、

私たち家族、誰ひとり想像すらできませんでした。

 

 

 

娘はあんなに辛い思いをして、そして、それを克服して、

こんなに頑張ったのです。

 

神様、どうか娘を合格させてやってください。

 

 

 

そう、神様に、心の底から祈った夜でした。

 

第6話 合格発表 はこちらから読んで頂けます

 

 

娘の志望大学 現役合格に役立った教材をご紹介しておきます。